人文学・社会科学分野のデータを探せるデータカタログ「JDCat」等のご紹介です。

はじめに

 オープンサイエンスの潮流の中、図書館には研究データの探索や管理、公開を支援する役割が期待されています。本プロジェクトでは、人文学・社会科学分野の研究データを横断検索できる「人文学・社会科学総合データカタログ(JDCat)」や研究データ共有のための入門書などを公開しました。図書館の研究データ管理(RDM)業務やガイダンス、司書課程の情報サービス論・演習などにも是非お役立てください。


人文学・社会科学総合データカタログ(JDCat)の概要

 「人文学・社会科学総合データカタログ(JDCat:Japan Data Catalog for the Humanities and Social Sciences)」とは、日本学術振興会の「人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業」の一環として構築した、人文学分野と社会科学分野のデータを分野横断的に一括検索できるデータカタログです。参画機関が提供するデータのメタデータ(作成者や作成時期などの情報)を収録しています。JDCatを利用することで、参画機関の多様なデータにアクセスすることができます。また、英語検索にも対応しています。

JDCatバナー

JDCatの特徴

対象データ

  • 社会調査データ
  • 公的統計
  • パネル調査データ
  • 史資料

メタデータ収録件数

  • 約14,000件(2022年8月現在)

JDCatメタデータスキーマ

検索機能

  • 簡易検索
  • 詳細検索
  • ファセット検索(トピック、参画機関名など)

対応言語

  • 日本語
  • 英語(一部を除く)

JDCatトップ


JDCat紹介動画

 JDCatの使い方を動画で解説しています。図書館のガイダンスや情報サービス演習の授業などでもご活用ください。

日本語版

何かを発見するキャラクター

 

英語版

PCを持つキャラクター

JDCatで探せるデータの例


JDCat分析ツール

 JDCat分析ツールは、統計ソフトをインストールしたりデータをダウンロードしたりすることなしに、オンラインでRやPythonのプログラムを作成・実行し、データを分析できます。 JDCatの一部のデータにも連携していますので、是非ご活用ください。

説明ページ JDCat分析ツール

JDCat分析ツール画像1

 

JDCat分析ツール画像2

 


人文学・社会科学におけるデータ共有のための手引き

 人文学・社会科学におけるデータ共有のための手引きは、海外のガイドライン等を参考に、データ共有について体系的にまとめた入門書です。研究データを収集・分析する方、管理・共有する方、そして研究データを再利用してみたい方はぜひご一読ください。

目次

  1. はじめに
  2. データを共有する意義
  3. データ管理計画
  4. メタデータ(人文学編・社会科学編)
  5. データのフォーマット
  6. データの保管
  7. データ共有に関する倫理的側面
  8.  個人情報と匿名化について
  9. データに関する著作権
  10. データアーカイブの役割

手引き本文は以下のリンクから読むことができます。     

PDF形式 DITA形式

手引き表紙


パンフレット

 JDCatや手引きについてまとめたパンフレット(PDF)です。掲示や広報にご利用ください。

パンフレット画像

 

A3判   A4判   A4判(英文)

JDCatサロン ー データインフラの最前線

 「JDCatサロン - データインフラの最前線」は、国立情報学研究所の南山泰之先生がインタビュアーとなり、データインフラストラクチャーの現場を支える方々をお招きしてお話を伺うインタビュー企画です。現場の方々がどのような取組をしているのか、どのような想いを胸に邁進されているのかが語られている記事をぜひご一読ください。
※( )内はインタビュー年月です。所属・職はインタビュー時のものです。

南山先生

 

石井先生

 

渡邉先生

 

田中先生

 

胡中先生

 

佐々木先生

 

朝岡先生

 

髙橋先生

 

酒井先生

 


JDCatキャラクター

 JDCatのキャラクターは、日本猫の代表的な柄である、三毛猫です。毛の色は、JDCatのロゴカラーです。JDCatのロゴをデザインしたベレー帽を被って、探偵さながらにコートを着て、目を輝かせながら貴重なデータを見つけます。

 

JDCatキャラクター
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有り