都市や法律から経済、SDGs、感染症、天気、防災の未来まで
主に神戸大学の教授陣によるおとなもワクワクさせられる未来のヒントがたくさん! 都市、法律、経済、SDGs、感染症、天気、防災といった幅広いテーマで未来のかたちが見えてきます。各はなしのあとには、編著者によるゆるエッセイも!
<執筆陣>
祗園景子、浜口伸明、大村直人、小代薫、金子由芳、内海美保、堀江進也、大路剛、喜多隆、梶川義幸、大石哲、尾崎まみこ、滝口哲也、奥村弘、北後明彦、飯塚敦
読者の声
by satoko751 ★★★★★
この本は、偶然Facebookで知り、表紙のイラストの彼女の表情にときめいてポチりました。新しい本とは「本屋さんで偶然出会うもの」だった昭和育ちの私が、こんな風に当書を手にするなんて。これもイノベーションの成せる技でしょうか。
専門家の先生方による、未来へのヒントやイノベーションの話は、私にはちょっと難しいものの、日常の身近なことを交えた語り口に引き込まれていきます。この話は自分の身の回りの出来事と繋がっているのだなと感じ興味が湧くからです。楽しかったのは、ひとつ話が終わると読めるコラム。コーヒーブレイクのような爽やかさで、この本の大きな魅力のひとつです。大人でも充分読み応えがあり、親子で楽しめる一冊だと思います。
by ホエネのよっちゃん ★★★★★
神戸大学のさまざまな専門分野を持つ先生方が考える「未来」のお話。
各ページにあるQRコードで、実際のご本人の動画を見ながら、本を読む贅沢な1冊です。日常のコラムが間に掲載され、共感できる内容とイラストもかわいいので、癒されます。
新しい時代に向かって、歴史、自然と都市のバランス、法について、テーマをしぼって具体的に投げかけるお話が、身近な日常にも必要な内容だと思いました。未来について、空想ではなく、身近なコミュニティを意識して今の自分の状態を 良くするために過ごそうと思いました。ありがとうございました。
by まいぴろ ★★★★★
この本では大学教授の研究内容を、教授たちが考える「未来」として紹介しています。少し小難しい内容もありますが、教授たちが「こうなったら面白そうだ」と考える未来について熱く語っています。それぞれが思い描く「未来」ですので同じ分野であっても、語る教授によって違った「未来」になっています。
この本を読んで、自分が大学生になったばかりの頃、教授たちが正しい答えを教えてくれないと悩んでいたことを思い出しました。当時の自分がこの本と出会えていたら、教授たちに正しい答えを求めるのではなく、どんな未来が面白そうかをもっと話し合えていたのかな、と思いました。
未来世紀都市フェスというトークイベントから生まれました
この本は、神戸大学の「未来社会創造研究会(通称・未来道場)」が企画したプロジェクトから生まれました。神戸大学の学内外からさまざまな研究者や活動家が登壇したこのイベントの様子は、動画でもご覧いただけます。本で読むのとは一味違う熱のこもったスピーチも本書とあわせてお楽しみください!
「気象予測から始まる情報の洪水の中での意思決定」 大石哲
「アリに見るコミュニケーションの本質」 尾崎まみ子
ビジュアルが豊かで高校生の利用者に響く一冊
『美しい未来をつくる人のための15のはなし』は、高校生のためにつくられた一冊です。大学で学ぶことや、大学での学びと社会がどうつながっているのか、大学ではどんな学びと出会うのか……。
さまざまな分野を研究する15人の大学の先生たちが自身の研究内容を紹介しています。高校生に向けて、専門的な言葉を使わず、わかりやすくエッセイのようにまとめられています。
フルカラーでビジュアルも豊富に仕上げました。ぱらぱらと楽しめる一冊です。
読書率が低下している高校生に届けたい!
2019年度の調査*1では、高校生が1ヶ月間に読む冊数は1.4冊という結果が出ています。高校生にとって親しみやすく、進路などの悩みや大学生活への不安に寄り添える一冊として、図書館利用率が低くなりがちな高校生層に届けたい本です。
*1 全国学校図書館協議会「第65回学校読書調査(2019年)」
美しい未来をつくるひとのための15のはなし
- 編著者
- 祗園景子
- 定 価
- 本体1500円+税
- 発行日
- 2021年3月31日
- 発 行
- 神戸大学出版会
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町2-1
神戸大学附属図書館社会科学系図書館内
TEL 078-803-7315 FAX 078-803-7320 - 発 売
- 神戸新聞総合出版センター
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