動画公開日 決定! 2024年11月14日(木) 11:00~
◎近代図書分類法の成立から,日本の「標準」への道程◎
『日本十進分類法』(NDC)は2014年に新訂10版が刊行された。
今日,日本の標準図書分類法として採用されているNDCだが,日本の「標準」となるまでには,研究者からの批判や青年図書館員連盟からの後押し,戦中・戦後の混迷など多くの紆余曲折があった。
それらの歴史的変遷をNDCの内容面の変化とともにまとめたものが,講師の著書である『日本十進分類法の成立と展開』である。
今回,Booksession★2024に参加中の本書から「教科書には載っていない日本十進分類法のはなし」と題してトピックを抜粋。NDCが好き,あるいはNDC・日本の図書館の歴史に興味がある人びとへ向けたフォーラムである。
主なトピック
・青年もり・きよしがNDCを作るまで(1920年代)
・NDCの普及・確立から支援基盤崩壊に至るまで(1930~40年代前半)
・なぜNDCが日本の標準になったのか?(1940年代)
・まとめ+???
《講師紹介》
藤倉 恵一(ふじくら・けいいち)
1973年生 東洋大学社会学部卒業、筑波大学人間総合科学学術院人間総合科学研究群情報学学位プログラム博士後期課程修了。博士(情報学)
文教大学越谷図書館主任司書
日本図書館協会分類委員会委員。『日本十進分類法』新訂10版改訂に従事
元・私立大学図書館協会東地区部会研究部分類研究分科会代表,元・日本図書館協会図書館の自由委員会委員ほか
[主著]
『図書館のための個人情報保護ガイドブック』(単著,2006年,日本図書館協会)
『情報資源組織演習』(竹之内禎,長谷川昭子,西田洋平,田嶋知宏編著,2016年,ミネルヴァ書房)
『情報サービス論』第2版(竹之内禎編著,2024年,学文社)
『絵本で読みとく宮沢賢治』(中川素子,大島丈志編,2013年,水声社)
ほか
(2024年11月現在)
《関連書籍詳細》
藤倉 恵一 著
『日本十進分類法の成立と展開:日本の「標準」への道程 1928-1949』