関西大学アジア・オープン・リサーチセンターとは?
関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)は、関西大学デジタルアーカイブを世界中のすべての人がアクセスできるようにするほか、研究リソース・研究グループ・研究ノウハウ・研究成果をオープンにし、大学の「知」を社会全体へ開いていく、すなわち、オープン化を目指して、さまざまな活動を続けております。
さまざまな活動のなかからいくつかご紹介
-
まずは、「関西大学デジタルアーカイブ」
関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)は、そのプロジェクトコンセプトのひとつとして、「研究リソースのオープン化」を掲げています。
そのコンセプトのもと、現在公開している「関西大学デジタルアーカイブ」では、関西大学総合図書館および東アジア文化研究に携わる本学教員の個人蔵書のうち、原資料の著作権保護期間が満了している資料をIIIFを採用してPDM(パブリックドメイン)で、メタデータはCC0のライセンスで、オープンデータとしてそれぞれ公開しています。
関西大学デジタルアーカイブ
https://www.iiif.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/
-
#Stayhomeで好評でした「大坂(阪)画壇塗り絵」
関西大学デジタルアーカイブには、近世の大坂(阪)画壇のコレクションも公開しています。KU-ORCASは、このコレクションを、(若干難易度高めですが)どなたでも楽しめる塗り絵にしました!
昨年の図書館総合展でも好評を博し、また、今年のコロナ禍に伴う#Stayhomeでもご家庭で活躍した「大坂(阪)画壇塗り絵」を、ぜひあなたご自身で好きな色に染め上げてください!!
大坂(阪)画壇塗り絵
https://www.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/coloring/
-
コンテンツはまだ少ないですが、デジタルヒューマニティーズ研究ノウハウの基盤を目指す「東アジアDHポータル」
特に大学図書館界にとっての大きな潮流といえるデジタルヒューマニティーズ(DH)に、KU-ORCASも取り組んでいます。
研究ノウハウのオープン化というKU-ORCASのコンセプトのもとで公開している「東アジアDHポータル」では、人文学研究者のためのプログラミングのレッスンサイトとして高い評価を受けている"Programming Historian"や、人文系研究資料のための世界的なXMLマークアップガイドラインである「TEIガイドライン」など、DHを進める上で必要となる知識基盤を翻訳公開しています。また、東アジア研究に関するデジタルアーカイブ等の情報も集約しています。
「東アジアDHポータル」
https://www.dh.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/
-
コロナ禍の記録と記憶を集める「コロナアーカイブ@関西大学」
今年2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行が起こったことから、KU-ORCASはいちはやく「コロナアーカイブ@関西大学」を開設し、記録と記憶の収集に努めています。
ユーザ参加型のデジタルアーカイブとしてコミュニティアーカイブの手法を活用し、関西大学の関係者(留学生を含む学生、教職員、校友会会員、併設校関係者およびそのご家族)によるCOVID-19流行下での日々感じたメモや、街や大学のスナップ写真や動画、音声ファイルの投稿を促して、デジタルアーカイブを構築しています。
コロナアーカイブ@関西大学
https://www.annex.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/s/covid19archive/page/covidmemory
また、このコロナアーカイブ@関西大学のプロジェクトに関し、コロナ関係資料オンライン共同収集企画として第2回目の「アーカイバソン」を開催いたします。関西大学関係者のみならず、全国の図書館・文書館・博物館関係者のみなさま、デジタルアーカイブの関係者のみなさま、ぜひご参加、ご協力ください。詳細は関西大学アジア・オープン・リサーチセンターのウェブサイトをご覧ください。
コロナ関係資料オンライン共同収集企画「第2回アーカイバソン」の開催のお知らせ(11/28@オンライン)
https://www.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/news/20201103_695/