今年で開館30周年を迎えた福岡県苅田町にある町立図書館です。図書館らしくない様々な取り組みで、地域の人とつながりづくりを進め『本のある広場』として展開中です。

ポスターセッションでは、様々なポスター(フライヤー)からその取り組みの一部を紹介します。

ずらっと並んだポスターを単にながめていただくだけではわからない部分もあるかと思いますので、個の企画はなぜこうなっているのかを少し解説します。
HTMLでハイカラに構成する手間を省いていますので、ポスターと本文とを見比べながらお楽しみください。

<列車にお手振り企画>

 当館の人気のイベントの一つ。図書館のすぐ目の前を日豊本線が走っていることからここを通るスペシャル列車に図書館の屋外展望デッキから手を振る単純なもの。あらかじめJR九州に連絡しておくので豪華列車ななつ星はその際には最徐行で通過してくれます。館内では列車関係の写真パネル展示や特設コーナーなどを展開。予算0円。

<アルツハイマーデーオレンジライトアップ>

 地域福祉課のある職員さんが当館の照明がオレンジだからと発想してくれた企画。全国キャンペーンの日に照明を全点灯させ、入口の広場ではキャンドルによるハートマークやピアノとオカリナの演奏など。演奏者をボランティア募集し、演奏者への夕食の差し入れも地域の方から募集。予算0円。

<苅田町初の防災フェア>

 防災の日を前に、図書館の広場と駐車場を使って防災グッズの展示販売やハザードマップの紹介、段ボールベッドなどの展示、関連本の特設コーナー、そして地元の病院付属の緊急災害対応チーム(DMAT)に登場いただき活動紹介を。予算0円。

<夏の終わりのハーモニー3イベント同時開催>
 この夏に地域の夏のイベントが全て中止になったため図書館の広場を使って夏っぽいイベントを企画。花火=YouTubeの世界の花火動画を大スクリーンに投影、縁日=地元子育てチームの持ちネタ、天体観測=地元天体観測チームの友情出動。予算0円。

<お盆のガチャ>

 お盆時期の夜間開館が来館が少ないので増加させるためにおもちゃのガチャガチャマシーンを投入。賞品は雑誌の付録など。予算0円。

<図書館きもだめし〜>

 まっくらな夜の図書館の館内を回ってくるだけなのになぜか怖がる夏の大人気イベント。参加者は毎年増加し、今年は3密対策をしつつでしたが参加者は270名。企画自体は地元の地域づくり活動をするチームが担当。予算0円。

<伊能忠敬4連発>

 苅田町に伊能忠敬が測量・投宿したという史実をさらに紹介するために図書館が初企画。文献から探り出した当時の弁当レシピで地元の仕出し店に再現してもらいこれを販売。販売益を伊能忠敬の子孫の交通費に当て、メインの講師料は図書館の事業費から。天体チームに天体望遠鏡の披露として天測体験会をお願いし、TRCアデアックさんにはデモンストレーションとしてきていただいた。予算はメイン講師の1万円のみ。

<”かんだ”といえば古書>

 神田と苅田をかけて、図書館で古本市を開催。古書店に出店してもらった。

<開館30周年をお祝いするメッセージ募集>

 町民と図書館をつなぐ活動の一つ。開館30周年の年なので。

 

イベントの有無
無し
担当者
館長 逆井 健
記入担当者
逆井 健
記入担当e-mail
sakasai@kaikyo.info
記入担当電話番号
090-3747-2573
電話
093-436-0946
メールアドレス
sakasai@kaikyo.info