オープニング
こんにちは!中央大学社会情報学ゼミです。
今回私たちはドルトン東京学園中等部・高等部の図書委員会さんとデザイン思考を用いた謎解きハウスバトルを実施しました。
-
ドルトン東京学園中等部・高等部とは?
複数の学年で形成されるコミュニティである「ハウス」、学習計画を立てる上で指標となる「アサインメント」、学習の目標と進め方を自由に設定し学びを行う場所・時間の「ラボラトリー」の3つの柱をもとに、自発的に学び、自らの興味関心に対し探究・挑戦し続ける人材を育てることを目標とした学校です。
多種多様な先進的な教育のための工夫が為されており、図書館と一体化したラーニングコモンズの設置もその一つです。
しかしラーニングコモンズを利用していない生徒も多いのが現状です。
ドルトン東京学園中等部・高等部の図書委員の方々も定期的にイベントを行うことで集客を図っていますが、思うようにいかない状態となっています。
この問題解決のお話をいただき、我々が考案したのが「謎解きハウスバトル」です。
(参考資料:ドルトン東京学園中等部・高等部ホームページ https://www.daltontokyo.ed.jp/education/
https://www.daltontokyo.ed.jp/facilities/)
-
デザイン思考とは?
「デザイン思考」というのは問題解決のためのプロセスの一つで、
問題点を見つける
↓
それを解決するためのプロトタイプを実施
↓
プロトタイプを改良し本実施
↓
問題点の発見
という流れを繰り返すことで問題解決を図ります。今回実施したのはプロトタイプの段階のもので、対象者は図書委員の方々、期間も約3週間と本実施の予定より規模を縮小しています。
(参考資料:「Design Thinking for Libraries」 http://designthinkingforlibraries.com/)
-
謎解きハウスバトルとは?
ドルトン東京学園中等部・高等部内のラーニングコモンズの利用者を増やすことを目的としたイベントです!
謎を解くことでポイントが入り、ハウス間で優勝を目指して1ヶ月間ポイントを競うという全校生徒を巻き込んだ対抗型の企画になります!
手順としては、
本を借りると謎解きの問題が書かれた紙を渡される
↓
本を返す際に解答を記入して提出する
↓
一定期間後に集計し優勝ハウスを発表!
という流れです。
問題としては知識問題やなぞなぞを中心に出題しました。
問題用紙の下部に欄を設けたハッシュタグは、本を読まずに謎解きだけ行って返してしまうという不正の防止の意味を持っています。
また点数に組み込むことで、「本をしっかり読んでハッシュタグを書かないと点数が伸びない」というシステムになっています。
-
結果
「ハッシュタグをつけるのが楽しい」、「対抗だったからやる気が出た」といった肯定的な意見をいただきました。
一方で、「テスト勉強で取り組む時間が無かった」、「問題が謎解きよりクイズに近い」という否定的な意見もいくつかいただき、今後の課題となりました。
-
今後の展望
今後は課題として挙がった点から、
「ドルトン東京学園の生徒が時間に余裕のある時期に開催する」
「ドルトン東京学園の蔵書を把握し問題として出すなど、ラーニングコモンズとより深い関わりを持たせる」
といった点を工夫していく予定です。
また、人を呼び込むために広報を行うのが大事であると考えたため、ポスターやサイネージでイベントの開催をお知らせするなど集客面でも力を入れていく予定です!
エンディング
-
ポスターやスライド