一緒に旅をしませんか?
コロナ時代にみんながしたくてできないことの1つは「旅」かもしれません。知らない世界を探検し、広い空を飛ぶ。遠く離れている場所にいる家族や友だちに会いに行く。 今日の「今」から懐かしい昨日や夢見る明日へ旅立つ。
「旅」には無限の可能性、無限の希望、無限の夢が含まれているかもしれない。それらに到達できるかもしれないし、できないかもしれない。到達できなければ、再度「旅」に出ればいいかもしれない。でも、休むことも大事かもしれませんね。
本書を手にしたあなたと、ポーポキの日々のマスクを通して、心が温まったり、微笑んだり、もしかしてしぼんだり、泣いたり…。
ポーポキと一緒にゆっくりとこの本を、そしてご自分の心を旅していただければ、と思います。
全編日英対照。日常会話から専門用語まで、英語表現の教科書的な絵本です
日本語を学ぶ方にもぜひ!
アレキサンダー先生がポーポキの本について熱く語ります。
トークイベント「ポーポキのマスクギャラリー」
2023.07.13 神戸大学自然科学系図書館イノベーションスタジオにて
本書 前書き より一部抜萃
ぼくが初めて「平和のねこ」として登場したのは2006年、ポーポキ・ピース・プロジェクトが始まったときです。
I first became a “peace cat” in 2006, with the inception of the Popoki Peace Project.
2011年の大きな災害のときも、ぼくと仲間が被災地でお絵描き活動を始めました。お絵描きを通じて、みんなとつながることができました。
For instance, in 2011, after a huge disaster, my friends and I went to the disaster area and began a drawing project. People connected through drawing
2020 年に新型コロナウイルス感染拡大が始まったとき、みんなと同じように、ぼくはマスクをつけるようになりました。そして、いつの間にか、毎日、違うマスクをつけているぼくの写真がフェースブックに載るようになりました。それが「ポーポキのマスクギャラリー」です。
In 2020 when the COVID-19 Pandemic began, I started to wear a mask, just like everyone else. And then I began to show up on Facebook, wearing a different mask every day. That became “Popoki’s mask gallery.”
Popoki Mask Gallery ~ Living the Pandemic
ポーポキのマスクギャラリー パンデミックを生きる
@ronnialexander3330
本書に掲載されている絵は、2020年3 月13日から2021年8 月31日までの間に描かれた絵の一部にしかすぎませんが、それらを通して、感染拡大中のぼくの毎日の物語を知っていただきたいです。そして、それをきっかけに、読者の皆さんがそれぞれ自らのパンデミックの日々を思い出し、自分の物語を振り返ってもらいたい、と思います。
This book contains just some of the masks posted daily between March 13, 2020 and August 31, 2021. These masks will help you get to know me and the story of my life during the pandemic, but I hope that they will also inspire you to look back and reflect on your own pandemic story, too.
第一部 ことばの旅 より抜萃
安心を探そう
安心とは何でしょう。安心はどこにあり、どうすればそこに到達できるのでしょうか。今日の安心、明日の安心…。何が変わり、何が変わらないのでしょうか。このコロナ禍において、安心は見つけられますか。
Searching for anshin
The first adventure is a journey to search for anshin.What, and where, is anshin? How can we get there? Is today’s anshin the same, or different, from tomorrow’s anshin? What changes, and what does not? In the midst of this COVID-19 pandemic, is it even possible to find anshin?
第二部 「お絵描き」の旅 より抜萃
2020.3.13
2020.7.2
2020.10.23/26
2020.10.31
2020.11.04
2020.12.31
編集担当者から・・
ポーポキのマスクギャラリーはFacebookから始まっています。毎日毎日書き溜めたポーポキは、作業開始当時すでに500枚を超えていました。そう、Facebookのポーポキは、元はといえば、ろにゃん先生お気に入りの用紙に色鉛筆で描かれたアナログで平面なネコなんです。お絵描きプロジェクトで長ーい布に絵を描くことを続けてきた先生の、ポーポキをアナログで読者に届けたい、という強い思いでこの企画はスタートしました。用紙にこだわり、色にこだわってなんとかにゃんにゃんにゃん・・・の日に発行することができました。いまどきなぜ紙の本を、と言われますが、デジタルで始まってアナログに進化する、このプロジェクトには大きな意義があると感じています。紙の本の編集をさせてもらうのが本当に楽しいと感じたプロジェクトでした。
ポーポキのマスクギャラリー ~ コロナ禍でアートを通して日常の安心を探る ~
Popoki’s Mask Gallery: Searching for everyday anshin through art during the COVID-19 Pandemic
ロニー・アレキサンダー編著・絵
Written, edited & illustrated by Ronni Alexander
定 価
2,420円(税込)
発行日
2022年2月22日 (にゃんにゃんにゃん・・・)
発 行
神戸大学出版会
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町2-1
神戸大学附属図書館社会科学系図書館内
TEL 078-803-7315 FAX 078-803-7320
発 売
神戸新聞総合出版センター
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