「私たちが創り出す新しい学び、新しい社会、その先へ。」
図書館関係者はもちろん、受験生や大学図書館に興味のある人も必見の一冊です。
本書は本学で開催の第84回(2023年度)私立大学図書館協会研究大会を記念して出版するものです。大会テーマは「ポスト・コロナを切り拓く大学図書館」です。
本書の舞台は2020年8月末に仮オープンし、11月にグランドオープンしました本学の総合学修支援施設です。施設には1階にラーニングコモンズ、2階から4階は図書館が入っています。パンデミック下でのオープンでした。学生は毎日オンライン授業を受けていましたの、キャンパスは閑散としていました。コロナ禍で、学生を取り残さないために、本学では、教職員が総力戦で、まさに全力でさまざまな学生支援に取り組みました。図書館でも、自宅で毎日オンライン授業を受けている学生たちの思いを創造しながら、できることはすべてやろうという強い思いと願いを持っていました。私たちはコロナ禍を一つのチャンスと捉え、前向きにさまざまな取組にチャレンジしてきました。これからも私たちは挑戦し続けていきます。利用者の笑顔に出会うために、利用者の喜びの声を聞くために、力を尽くしていきたいと思います。この小さな1冊が、読者の明日への確かな糧となることを心から願い、つくり上げました。
大正大学附属図書館
♪特別寄稿 大学図書館について思うこと
♪巻頭特別インタビュー 片山 善博教授と髙橋 秀裕学長に聞く「大学図書館の未来」
♪大正大学ってどんな大学?
<第1部>
♪これからの大学図書館の役割を考える
—教育と地域との連携に焦点を当てて—
<コラム1>
♪読書を社会に開く
—これからめざしたいこと—
<第2部 実践編>
♪1 大学生の読書環境デザイン
―小・中学校・高校から大学へ、大学から社会へ、社会から大学へ―
♪2 図書館ガイダンスによる学修支援活動
♪3 図書館独自講座
“学びのコミュニティ„ による学修機会の充実
♪4 PR コンテンツの制作と利用機会の促進
♪5 高大連携の取組
—高校への積極的な学習支援—
♪解説1 授業を変える探究的な学習
—探究的な学習の意義と展望—
♪解説2 これからの学校図書館の活用に関する方向性
—学校図書館活用をデザインする—
♪6 としま文化の日の実践
—地域との連携—
♪7 オープンキャンパスの取組
—デジタルの活用—
♪8 前橋文学館と連携した萩原朔太郎展
♪9 図書館としての積極的な情報発信
—図書館総合展への参加を通して—
<コラム2>
市民による、市民のための「まちライブラリー」を考える
<第3部>
♪大学図書館の組織的マネジメント
―これからの時代の新たな学びを切り拓くために―
<大正大学附属図書館の建築コンセプト>
♪知と集いの渓谷
―地域に根差し、ずっと居たくなる学びの場を目指して―
【書籍の内容を写真で少しだけご紹介!】
<大学生の読書環境デザイン>
<図書館独自講座 学びのコミュニティ講座>
<高大接続の取組>
【書籍紹介動画はこちら!!】