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11月5日(金)15:00-16:30
・コーディネーター:
三浦太郎(日本図書館協会国際交流事業委員会委員長、明治大学文学部専任教授)
・基調講演:国際図書館連盟(IFLA)の新しい組織体制と活動方針
井上靖代(IFLA理事、獨協大学教授)
2021年8月から国際図書館連盟(IFLA)が機構改革をおこない、新会長のもと様々な活動をおこなっている。どのように組織が変化したのか、世界の図書館では何を課題として議論し、活動し、政府や地域社会に働きかけているのかなど最新の動向を敷衍したい。
トピック紹介:
・アクセシブルな図書館サービス - 多様な障害を持つ利用者へのカナダ・アメリカでの対応事例の紹介
野村美佐子(前IFLA特別なニーズのある人々に対する図書館サービス部会委員長、特定非営利活動法人支援技術開発機構(ATDO)理事)
2020年の秋、IFLA特別なニーズのある人々に対する図書館サービス部会は、パンデミックの間も特別なニーズのある人々へのサービスの事例を得るためにアンケート調査を実施した。回答の中から、図書館利用に障害のある人に対してサービスを継続して提供するために熱心に取り組んだ図書館の事例について紹介する。
・コロナ禍の学校図書館活動 − イタリア,ドイツ,ロシア,アジアの事例から
庭井史絵(IFLA学校図書館部会委員、青山学院大学教育人間科学部准教授)
IFLA学校図書館部会では「パンデミックをきっかけに新しい考え方やスキルを身につける」と題して,ヨーロッパとアジアでのコロナ禍に対応した学校図書館活動が報告された。オンラインリソースの提供だけではなく,学校図書館が持つ機能を子どもたちに届けるための工夫など、図書館員をアップデートさせる各国の取り組みを紹介する。
・世界の図書館におけるコロナウイルス感染症への対応・対策例を集約した情報サイト設置の試み
長塚隆(IFLA地域史・系図学部会事務局長、鶴見大学名誉教授)
コロナウイルス感染症の拡大により、図書館は通常のサービスを縮小・停止せざるを得ない状況になった。国際図書館連盟(IFLA)では2020年3月に直ちにホームページに各国の図書館が感染対策を実施するうえに有用な情報サイト「COVID-19 and the Global Library Field」を開設した。本報告では、サイトから今後の我が国の図書館にとって有用な情報を紹介したい。
三浦太郎氏(明治大学専任教授)/井上靖代氏(獨協大学教授)/野村美佐子氏(支援技術開発機構(ATDO)理事)/庭井史絵氏(青山学院大学准教授)/長塚隆氏(鶴見大学名誉教授)