図書館&がん相談支援センター連携ワークショップ
図書館&がん相談支援センター連携ワークショップ
「いつでも、どこでも、だれでもが、がんの情報を得られる地域づくりの第一歩2021」
*当ワークショップは盛況のうち、終了いたしました。
当日の内容を、現在、アーカイブ配信中です。
「がんの対策」では、がんの情報や相談の場について、患者さんやご家族だけでなく、一般市民の皆さまにも知っていただくことが重要であるとの認識から、全国でさまざまな取り組みが進められているところです。
平成27年度に発足した「図書館&がん相談支援センター連携ワークショップ」は、公立図書館とがん相談支援センターの新たな連携や活動状況を広く紹介し、各地域での住民を対象にした医療・健康情報の連携に関する課題等について話し合う場を設け、取り組みをさらに推進する機会として開催するものです。これまでに、福岡、大分、盛岡、岐阜、広島、東京、北海道にて開催。昨年度は大阪での現地開催予定でしたが、COVID-19の影響によりオンラインにて開催し、多くの図書館、がん相談支援センター、行政の方々にご参加いただき、それぞれの地域での新しい連携が誕生してきました。
これまでのワークショップ開催で得た成果を第一段階とするならば、その連携をいかに持続可能なかたちにするかが、次の課題といえるでしょう。そこで、今回のワークショップは「図書館&がん相談支援センターの持続可能な「連携」を考える」をテーマに掲げます。図書館と相談支援センターの連携は、地域規模や使命などによって様々なかたちがあるでしょう。互いの持ち味あるいは相違点も熟知しつつ、一過性に終わらない連携の在り方を検討していく機会といたしました。
今年度も図書館との連携に関心のある医療関係者や行政関係者の皆さま、またがん情報の効果的な発信に関心のある図書館関係者の皆さまにお集まりいただきました。
◆講演内容(11月13日に開催されたワークショップのアーカイブです)
開会あいさつ
国立がん研究センターがん対策研究所 事業統括 若尾文彦
本ワークショップの企画意図
国立がん研究センターがん対策研究所 八巻知香子
図書館&がん相談支援センターの持続可能な「連携」を考える
講演1:図書館&がん相談支援センターの持続可能な「連携」を考える
琉球大学病院 がんセンター長 増田昌人
(※準備中)
講演2:公共図書館から見た健康医療情報サービス
浦安市立図書館/日本図書館協会 健康情報委員会 委員長 柚木聖
各地の取り組み
1.愛媛県宇和島市での取り組み
「宇和島市立中央図書館と市立宇和島病院がん相談支援センターとの連携事業について」
宇和島市立中央図書館 大塚美智子
市立宇和島病院 川中真紀
2.島根県隠岐の島町での取り組み
「島根県隠岐の島町での取り組み 「認知症」に関する展示で生まれた連携」
隠岐の島町図書館 住田美津子
隠岐支庁隠岐保健所 川畑裕子
3.沖縄県での取り組み
「がん情報提供 取組事例」
沖縄県立図書館 上原望生・﨑山理沙
琉球大学病院がんセンター 増田昌人
パネルディスカッション
進行:八巻知香子・柚木聖
パネリスト:大塚美智子・川中真紀・住田美津子・川畑裕子・﨑山理沙・増田昌人
クロージング
講評:慶應義塾大学名誉教授 田村俊作
主催・後援
【主催】国立がん研究センターがん対策研究所
【後援】公益社団法人 日本図書館協会、島根県、愛媛県、沖縄県
本事業は、公益財団法人 正力厚生会「2021年度医療機関助成事業」にて実施。