活動10年間の集大成 ~ 熊本県南関町の新図書館〈このみch-i〉で目指したものとは?

開催日時
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開催方法
会場開催(第6会場)
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定員: 180
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活動10年の集大成 南関町〈このみch-i〉開館! 旧温泉施設×図書館で何が生まれるのか?

熊本県南関町に作られた「南関町交流拠点施設〈ukara〉」。その中に10月8日(水)新図書館〈このみch-i〉がオープンします。本棚をめぐりながら、背表紙や装丁の言葉や文字にふと目を留める、デザインに魅了される、その1冊を起点に次々と好奇心が触発される。そんな本当の偶然の出会いを楽しめる、”自由編集配架”の図書館です。

「本はつながりたがっている」という松岡正剛氏の言葉通りに、NDC配架による“知の分断”により寂しそうな本達を、本から聞こえてくる“つながりたい”という声に耳を傾け、時代と精神を編み込みながら、文脈的に並んだ本棚を、気の向くままに「ブラウジング」する楽しさを体験できる“セレンディピティ”を発揮する図書館は、どのように生まれたのか。

おかげさまで「図書館と地域をむすぶ協議会」は10周年を迎えました。幕別町図書館(北海道)の改革に始まり、「ふみの森もてぎ」(栃木県茂木町)、那智勝浦町立図書館(和歌山県)、「雲の上の図書館」(高知県梼原町)、瀬戸市立図書館(愛知県)、椎葉村図書館「ぶん文Bun」など、新設の図書館のプロデュースやフルコーディネートしたり、リニューアル計画にフルコミットした図書館は7例目となりました。他に、新図書館の基本計画から実施計画へのアドバイザーやディレクションを加えると全国に20例を超えてきました。

他にも、半年に渡る独自の濃密なカリキュラムで、リアル講座とオンライン編集トレーニングを交互に行い、図書館を舞台に、地域を徹底的に編集し、未来を展く編集人材を育てる「図書館エディター養成講座」は、幕別町に始まり、「みんなの森ぎふメディアコスモス」(岐阜市)、瀬戸市立図書館(愛知県)、「小松市未来型図書館づくり」(小松市)、小布施町立図書館「まちとしょテラソ」(長野県)などで実施されてきました。

また、幕別町で始まった、地元書店との関係づくりを強め、装備を地元福祉施設を活用し、地域の雇用創出と小さな循環経済を創出する試みは「幕別モデル」と呼ばれ、図書館と書店と出版業界の新しい関係づくりが叫ばれる中、国会でも何度も取り上げられるなど定着してきました。地元に書店がない地域では、「道の駅」や「観光協会」、図書館に併設する「ブックカフェ」を書店に見立て「幕別モデル」を成り立たせるなど、多様な実践例を積み重ねてきました。

今回のフォーラムでは、これまで10年間の「図書館と地域をむすぶ協議会」の実践と奮闘を振り返りながら、オープンしたての南関町図書館〈このみch-i〉の目指す図書館の未来像を余すところなくお話させていただきます。

【講演/ナビゲーター】
太田剛(図書館と地域をむすぶ協議会 代表/編集工学機動隊GEAR代表/慶應義塾大学SFC講師/角川文化振興財団 図書事業部長)

【登壇者】
小宮山剛(図書館と地域をむすぶ協議会クリエイティブ司書/椎葉村図書館「ぶん文Bun」+南関町図書館〈このみch-i〉担当)

佐藤慧(南関町地域おこし協力隊/南関町図書館〈このみch-i〉司書リーダー/ビブリオバトル普及委員会理事 副代表 九州地区代表/国家資格キャリアコンサルタント)

その他、これまでの図書館づくりの関係者の登壇を調整中です!

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開催年
2025
主催
図書館と地域をむすぶ協議会
登壇者

【講演/ナビゲーター】
太田剛(図書館と地域をむすぶ協議会 代表/編集工学機動隊GEAR代表/慶應義塾大学SFC講師/角川文化振興財団 図書事業部長)

【登壇者】
小宮山剛(図書館と地域をむすぶ協議会クリエイティブ司書/椎葉村図書館「ぶん文Bun」+南関町図書館〈このみch-i〉担当)

佐藤慧(南関町地域おこし協力隊/南関町図書館〈このみch-i〉司書リーダー/ビブリオバトル普及委員会理事 副代表 九州地区代表/国家資格キャリアコンサルタント)

その他、これまでの図書館づくりの関係者の登壇を調整中です!