新型コロナウイルス感染拡大を受けて、当館が講じた対応を紹介します。2020年3月から10月現在までの図書館内またはオンライン上の対応をまとめました。ページ最下部では、感染拡大を受けて対応を模索していた7月に発行した広報誌も紹介していますので是非ご覧ください。
3密対策
利用者同士が十分な距離を保つため、閲覧室の座席を間引きました。また、ラーニングコモンズでは、グループ学習の場という本来の機能を失いますが、一人席とし、テーブル間隔の確保等を行いました。
郵送サービス
閉館やオンライン授業が主体となったため、来館利用が困難な学生に向けて、図書郵送貸出、文献コピー郵送の2種類のサービスを4月15日から提供しました。期間は三つに区切られ、第一期は4月15日から5月29日、第二期は6月15日から9月18日、第三期は9月22日から2021年2月8日(予定)です。図書郵送貸出で一番利用が多かった第一期は延べ333名、1,062冊を貸出しました。
カレントアウェアネス・ポータルにも掲載!
- Current Awareness Portal(外部サイト)
オンラインデータベース
学外利用環境の整備
従来から利用可能なデータベースの広報に加え、感染拡大に伴い各出版社が提供した様々なキャンペーンの広報を行いました。本学では辞書・事典検索サイトのジャパンナレッジ、新聞データベースの聞蔵Ⅱが期間限定で学外からの利用が可能になりました。キャンペーンが終了した現在も臨時的な対応として上記データベースの学外利用を可能にしています。
在宅学習支援
図書館Webサイト
「在宅学習・研究のためのリンク集」を開設
4月中旬に大学ホームページにて「在宅学習・研究のためのリンク集」を公開しました。このリンク集は、4月17日に大学よりオンライン授業開始前の全学共通課題として統一テーマ「新型コロナウィルス問題を学術的に考える」が公表されたため、その支援の一環として図書館職員が立ち上げたものです。学外でも利用可能なデータベースの案内、新型コロナウイルス関連の記事・論文のリンク提供等を行いました。
- 在宅学習・研究のためのリンク集(外部サイト)
「司書のおすすめ特別編 在宅学習サポート連載」を開始
オンライン授業の実施を受けて、2006年から続くおすすめ資料を紹介する司書のリレー連載の内容を変更し、在宅学習をサポートする連載を開始しました。自宅でできる文献収集方法や在宅学習支援サービスなどを紹介し、連載は現在も継続しています。対面授業が一部再開された後期からは「在宅学習+図書館利用サポート連載」と名称を改め、毎年実施しているオリエンテーションを受けられなかった新入生に向けて図書館利用の案内を継続的に連載しています。
- 司書のおすすめ特別編 在宅学習(外部サイト)
図書館公式Twitterを開設
学生の在宅学習時間が増大した状況を踏まえ、オンライン上の情報発信媒体の追加により一層のサービス向上および利用促進を目指すために9月に公式Twitterを開設しました。開設して一週間以内にフォロワー数は100を超え、現在も増加傾向にあります。
- 神戸市外国語大学学術情報センター(図書館)公式Twitter(外部サイト)
- 学術情報センター(図書館)公式Twitterの開設について(外部サイト)
「LA通信 在宅学習応援連載」を開始
6月から院生スタッフのLA(ラーニングアドバイザー)による在宅学習のアドバイス等をFacebookにて連載形式で発信し始めました。LAは昨年度までは図書館のラーニングコモンズにて対面形式での相談を受け付けていましたが、今年は初の在宅勤務となりました。
「LA通信大学生活応援連載」を開始
対面授業が一部再開された後期からは名称を変更し、より広い範囲で学生の学習を支援する内容の連載となっています。
- 神戸市外国語大学学術情報センター(図書館)公式Facebook(外部サイト)
- LA通信 在宅学習応援連載 / 大学生活応援連載(外部サイト)
LA(ラーニングアドバイザー)による在宅学習支援
「LA通信 在宅学習応援連載」を開始
メール学習相談の受付
学生からのレポート・論文作成や外国語学習に関するメール相談を院生スタッフのLA(ラーニングアドバイザー)が受け付けました。相談内容は匿名でLAに通知され、最大4人からの回答が得られる形式となっています。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策
[開館後]
4月から5月まで臨時閉館していましたが、6月から館内サービスを再開しました。図書館内の設備に関する様々な対策をご紹介します。
感染拡大防止のための掲示物
手洗い促進ポップ
共用物、特に蔵書検索パソコン等を利用する際の手洗いを促進する案内です。
掲出場所
- 蔵書検索システムパソコン
- データベース専用パソコン
換気システム稼働中
館内の換気システムで、窓を開けなくても十分に換気がなされているという趣旨の案内です。
掲出場所
- 閲覧室
- ラーニング・コモンズ
- カウンター前
おまけ
AD ALTIORA SEMPER
神戸市外国語大学学術情報センターだより
1991年から刊行し続けている学術情報センター(図書館)の広報誌です。6月と11月の年2回発行しています。AD ALTIORA SEMPER(アド・アルティオラ・センペル)とは「常により高きを求めて」という意味のラテン語です。主な掲載企画は以下の通りです。()内は企画内容です。
- 巻頭言(神戸市外大の教員によるエッセイ)
- 著書紹介(神戸市外大の教員執筆)
- 図書館イベントの実施報告
- これご存じですか?(利用案内)
- 繋がれ読書のバトン(図書紹介リレー連載)
バックナンバーを図書館Webサイトに掲載しております。どうぞご覧ください。
私たちについて
神戸市外国語大学 学術情報センター(図書館)
図書館概要
- 蔵書冊数: 432,812冊(和漢書: 242,308冊 / 洋書: 190,504冊)
- 所蔵雑誌種数: 5,348 種(日本語:3,818種 / 外国語:1,530種)
- 専有延床面積: 3,300 m2 / 閲覧席数: 290 席 / 視聴覚ブース: 18台(最大42名)
- ※上記概要は2020年3月末時点のものです。
沿革
- 1949年2月: 神戸市外国語大学開設が認可される
- 1958年5月: 図書館創設(旧キャンパス)
- 1985年1月: 学舎移転に伴い図書館竣工(新キャンパス)