1.テーマとその趣旨 「海外の書店について語る」
図書館、情報学及び出版に関わる学部・学科・課程・専攻で教育を受けた学生の有力な就職先の一つに「書店」がある。調べた限りでは、教育内容においては、出版流通の観点で小売りとしての書店が取り上げられることは多いが、現場での書店員教育や書店経営まで話は及ばないようである。ここで2人の識者にご登壇いただき、読者としての立場から、書店経営者の立場から、世界の書店を語っていただく。
狙い:日本と他国の書店の比較を通して、書店業界の理解を深める
2.実施日
日時:2021年11月10日 15:00~16:30(予定)
方法:図書館総合展オンラインセミナー 90分
募集定員:100名程度
終了しました。お申し込みのあった109名の方に感謝いたします。
ご参加ありがとうございました。
3.登壇者と司会
登壇者:ナカムラ クニオ (ブックカフェ「6次元」店主)
森啓次郎(株式会社紀伊國屋書店取締役副社長)
司会: 伊藤民雄(実践女子大学図書館) 日本出版学会出版教育研究部会・部会長
4.内容
①背景(5分):伊藤。ナカムラ クニオ氏が2019年に上梓した『世界の本屋さんめぐり』(産業編集センター)には裏話がある。伊藤著『世界の出版情報調査総覧』(日本図書館協会 2010)で紹介されている世界の本屋を巡ってきたのである。
②ナカムラ クニオ氏(30分): 何故、書店巡りの旅に出たのか、どうして本屋選びの候補に『世界の…』を利用したのか。東京・荻窪にあるブックカフェ「6次元」店主である著者に、書店巡りの思い出、それから得た知見から今後の書店業界について語っていただく。
③森啓次郎氏(30分): 紀伊國屋書店・海外店舗の統括責任者としての経験から、視察・赴任してからの日本との商習慣や書店員教育の違い、海外有力書店との差別化、一読者としての海外書店の利用を通じて感じたこと、海外から日本へのフィードバック等を語っていただく。
④自由討論(25分)
5. ナカムラクニオさんから一言
「今年9月もたくさんアメリカの書店を巡っております。最新情報など
加えて話が出来るかと思います。」
(参考)出版教育研究部会(日本出版学会サイトより)
出版理論及び理論と実践をどう統合し教育できるのかについて研究する部会です。出版学は「学」たりうるか,高等教育(大学)機関,生涯教育や中等教育,さらに職業(出版)現場でどのように教育しうるのかなどの社員教育を含めて,勉強と情報交換を行います。