本ページでは、図書館でのLINE公式アカウントの活用についてご紹介いたします。
"LINE公式アカウント"とは
企業や自治体がLINE上にアカウントを開設し、利用者の「友だち」となって様々な情報を発信できるサービスです。利用者はLINE公式アカウントを友だち追加することによって、便利なサービスを受けることができます。
▷ LINE公式アカウントで出来ること
以下の機能を標準で備えており、無料でご利用いただくことができます。
・登録した友だちに対するメッセージの配信 (1,000通/月)
・メッセージのセグメント配信 (世代 / 性別 / 居住都道府県)
・タイムラインへの投稿
・リッチメニューの表示(トーク画面下のメニューの表示)
・応答メッセージ(Aというキーワードに自動でBと答える)
・リサーチ(友だちの属性の分析や配信結果の確認)
・友だちを追加してもらうための宣伝用ポスターの作成
▷ LINE公式アカウントの特徴
LINE公式アカウントには以下のような特徴があります。
・LINEは日本国内で約8,900万人*が利用しており、幅広い年代の方が利用されています
・LINEのメッセージはメールマガジンと比べて開封率・到達率が高いです
・プッシュ通知によりリアルタイムで情報をお届けできます
・トーク上ではお問い合わせ受付やレファレンス対応など、利用者と直接やりとりも可能です
・トーク画面に各種サイトへのLinkを設置することで、ホームページのように使用できます
・有料の開発を加えることで、アプリのように様々な機能を実装できます
*2021年6月時点
活用事例
▷ 豊橋市図書館
①休館情報の配信
イレギュラーな休館情報を
利用者に確実にお知らせできます。
A:特別休館日のお知らせ
B:自然災害による臨時休館のお知らせ
(画像は、臨時休館の可能性と、翌日の通常開館のお知らせ)
②館内の混雑状況を配信
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、館内の混雑状況をリアルタイムでお知らせできます。
利用者の方に事前に情報を発信し、
安心して図書館をご利用いただけます。
③リッチメニューから各サイトへ
蔵書検索ページやSNSへの動線を設置することで、ホームページのようにご活用いただくことが可能です。
利用者はトーク画面から様々な機能を利用できるため、図書館サービスの利便性が向上します。
▷ 九州工業大学附属図書館
■ 蔵書検索
トーク上で蔵書を検索いただけます。
検索したいキーワードを入力すると、検索結果の上位10件がカードタイプメッセージとして送信され、それぞれOPACの詳細ページへ移動できます。
普段利用しているLINEからすぐに蔵書検索できるため、図書館の利便性が高まります。
■ チャットボット
アカウントの利用方法や図書館案内などを、チャットボットを使ってご確認いただけます。
利用者は時間や場所に関係なくいつでも不明点を解消できるため、図書館を利用しやすくなります。また利用者の自己解決を促すことで、図書館へのお問い合わせを減らす効果も期待できます。
アカウントの開設・運用について
LINE公式アカウント開設の手順や運用の方法をまとめた簡単なマニュアルをご用意しております。
アカウントの開設や運用は無料となりますので、 ご興味がありましたら下記note記事からマニュアルをダウンロードしてご覧ください。
noteでは上記以外にも、図書館でのLINE公式アカウント利用についての記事を公開しております。
また全国の都道府県市区町村のLINE公式アカウントから図書館情報を配信している自治体も増えており、休館情報や電子図書館への導線など様々な活用事例も紹介しています。
こちらも併せてご覧くださいませ。
「図書館LINE公式アカウント研究会」のご紹介
LINEオープンチャット「図書館LINE公式アカウント研究会」では、
全国の図書館アカウントご担当者様と、運用についての相談や、活用法について研究しております。
下記のリンクまたはQRコードからどなたでもご参加いただけますので、どうぞお気軽に覗いてみてください。
LINEオープンチャット「図書館LINE公式アカウント研究会」
LINEオープンチャットとは…
LINEで趣味や関心事など共通のテーマを通じ、LINEの友だちではないユーザーと匿名で交流できる機能です。
トークルームごとにプロフィールの名前と写真を変更でき、
「知り合いだけど友だちではない」方々が共通のトピックについて話すことが出来ます。
LINE BOOKUOKAについて
LINE BOOKUOKAは、LINE Fukuoka株式会社に在籍する元書店員のメンバーで結成したサークルです。
本屋はもう離れてしまったけれど、本や出版、書店への愛着を持ったメンバーで集まり、LINEのいろんなサービスを使って書店や図書館、出版社を盛り上げる活動を行っています。
※サークルの名前は毎年福岡で開催されている本のイベント「BOOKUOKA(ブックオカ)」から拝借しています。