九州女子大学人間科学部の図書館司書課程では、学習の場を学内だけにとどめず学外にも活動の場を広げています。その活動の様子と成果を公開します。
奇想天外な発想力 ~びぶりこっと活動記録~
活動目次
1.「びぶりこっと」ステッカーが完成するまで
2.活動&学習の場を地域との連携につなげる
3. 活動の様子
4.活動の効果
5. 活動&学習の振り返り
1.「びぶりこっと」ステッカーが完成するまで
本年度は、この学びを活動的に行うにあたり、「九州女子大学人間科学部図書館司書課程」という長い名前を、簡単に呼びやすい愛称にしたいという発案から、学生が知恵を絞り「びぶりこっと」という造語ですが、作り出しました。もちろん、愛称だけではなくこの名前のイメージにあったロゴも考えました。
多くの人に知ってもらいたいという思いから、ロゴ「びぶりこっと」をステッカーにして、配布することで、多くの人に本学の図書館司書課程「びぶりこっと」を知ってもらえると思っています。
びぶりこっとは、日本語で書誌という意味を指すラテン語の |
2. 活動&学習の場を地域との連携につなげる
① 活動のきっかけ
学生は、「情報サービス演習Ⅰ」の授業内での展示制作を行ったことで、これまでの学びと違う学習の楽しさを知ることができました。また、さらにこの学びを活かしたいという向上心が今回の活動につながりました。
②協力企業あらわる!!
大正12年創業の古くから地元(北九州市八幡西区)の書店として馴染みがあり、本学もお世話になっている白石書店さんから協力の申し出がありました。しかも、地域に3店舗(本店、折尾駅前店、ゆめタウン遠賀)にある店舗において、その展示場所を提供してもらえるとの喜ばしいお話でした。図書館司書課程においては、絶好の学習機会を与えて頂けるとともに地域との連携につなげられる良いお話でしたので、この3店舗において活動をすることとなりました。
③活動の場を広げる
本年度、展示制作にあたり、学生の成果物を学外の企業の方に評価頂きました。この評価が学生の活動意欲を向上させ、活動の場を学外へ向かわせました。もちろん学生自身も自分の能力をの活かしてみたいというチャレンジ精神からです。
3. 活動の様子
① 作業を行うにあたり、計画的に行うことと作業内容の共有のために、作業の都度報告書をあげることとした。
②書店との打ち合わせのために各店舗への企画書を作成した。
【本店】
【折尾駅前店】
【ゆめタウン遠賀】
③各店舗での展示活動
【本店】
【折尾駅前店】
【ゆめタウン遠賀】
4.活動の効果
【本店:店長さんコメント】
とても見やすく、入ってこられたお客様の目につきやすい展示であった。事前に打ち合わせた垂れ幕の色味の意見が反映してあった。本に対してPOPが一つ一つ作られており良かった。 本に対してPOPのサイズが大きすぎて実際の本が隠れてしまったので、次回は少し小さめの方がいいと思った。
今回は、打ち合わせの期間が短かったので、できればもう少し展示についての打ち合わせを行い、学生と共に案を出し合いたいと感じた。
【折尾駅前店:店長さんコメント】
入ってすぐのところに目立つ色合いで、お客様の目に止まるデザインであった。色合いが素晴らしく、書店側が思いつかない、学生らしい展示方法だった。私の中で、本店・遠賀展・駅前店の3店舗の中で一番好きな展示だった。大幅な売り上げUPには至らなかったが、足を止めてくださるお客様が多く素晴らしい展示だった。
【ゆめタウン遠賀:店長さんコメント】
売上に直接関係はしなかったが、本をお客様の手に取っていただける頻度は高く、好評な展示だった。しかし展示が一つのオブジェのようで、展示を崩したくない気持ちから本を手に取ることを戸惑っているお客様もいた。展示に黒いビニールを使っていたその発想が、ハロウィンにおける展示の参考になった。SNSで完成した展示の動画や写真をあげたところ、反響があり、ほかの店舗とは違う良さを持つ展示だった。
5. 活動&学習の振り返り
今回の活動&学習を通して、学生は多くの知識や技術を身に着けることができました。それぞれの振り返りには、今後の活躍が期待できるコメントが書かれています。