ホテルやネットカフェ、ショッピングモールなど、様々な業種で導入が進む遠隔窓口サービス。リモートでありながら、ほぼ対面と変わらない接客を実現するこの仕組みは、図書館サービスにおいても、活用できるのでしょうか?
横浜市中央図書館では今年7/23〜10/31の期間で、遠隔接客システムRURAを用いた「図書館における遠隔窓口サービスの試み」を実施中です。本実験は、館内のRURAを通じて離れた場所にいる図書館司書がリアルタイムで質問や相談に応じる新しい窓口スタイルです。「図書館の使い方」「資料の探し方」など一次相談から丁寧に伴走し、対面に加えて“気軽に声をかけられる、もう一つの入り口”を用意する取り組みとなります。
本講演では実証実験に至った経緯、運用の工夫、利用者・職員双方の反応などをご紹介します。実証実験での利用件数はまだ多くないものの、利用者からは「対面より声をかけやすい」「短い質問がしやすい」との声が少しずつ出ています。一方で職員からは「やや対応しにくい」「音量調整に手間取る」といった所感もあり、設置位置の見直し、マイク配置・ヘッドセット運用の改善などを試行しています。
併せて弊社からは大学図書館での取り組み事例についてもご紹介します。
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■出展ブースのご案内
また、№68のブースにて、「遠隔接客システムを取り入れた、新しいカウンター業務を体験しよう!」と題した出展を行っています。
RURAの実物のご案内や、図書館業務を模したロールプレイを来館者側・スタッフ側のどちらもご体験頂けます。
こちらもぜひご来場くださいませ。
・開催日時:2025年10月22日(水)~24日(金)10:00 - 18:00
・詳細:https://www.libraryfair.jp/booth/2025/405
横浜市中央図書館 企画運営課 大槻 純子
日本アスペクトコア株式会社 文教ソリューション営業部 ライブラリーサービス営業グループ 寺島 圭介
