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東京の学校図書館を見よう、知ろう、楽しもう!

「東京・学校図書館スタンプラリー」は多くの人に学校図書館への理解を深めてもらうことを目的としたイベントです。

 東京・学校図書館スタンプラリー紹介動画 

東京・学校図書館スタンプラリーの歴史と活動を紹介する動画を制作しました。11月1日の作家 佐藤青南さん講演会の前に行った東京・学校図書館スタンプラリー紹介の際に配信したものとなります。

東京・学校図書館スタンプラリーがどんな活動なのかが良くわかる18分の動画です。

ぜひご覧ください

どうが

 

 【概要】 

東京・学校図書館スタンプラリーでは、東京都にある国公私立の中学・高校・中等教育学校の学校図書館がを公開するイベントを開催しています。イベントは学校が夏休みになる7月中旬から8月末まで行われ、その期間中、参加校の学校図書館を自由に見学できます。普段、関係者以外にはなかなか見ることができない学校図書館を見学できる貴重な機会となっています。

東京・学校図書館スタンプラリー参加校の写真
しゃしん

 

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 【スタンプラリーの歴史】 

第1回となるスタンプラリーが開催されたのが2012年夏。「東京・高校 学校図書館スタンプラリー」という名前で、都立と私立で構成される13校が参加して始まりました。開催期間中に139名の参加者があり、学校図書館への関心の高さがうかがえました。参加者から引き続き開催してほしいとの声もあり、翌年以降も開催することとなりました。

第1回 東京 高校学校図書館スタンプラリー
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翌年の夏に開催された第2回では参加校も17校に増え、参加者も485名になりました。その後も回を重ねるごとに順調に参加校と参加者が増えていっています。当初は都立高校と私立学校で始まったスタンプラリーに、第7回(2018年)からは新たに国立の学校の参加があり、ようやく国公私立の34校を見ることができるようになりました。参加者も1242名にまで達しています。

2020年度の夏には第9回の「東京・学校図書館スタンプラリー」を開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの人が集まる学校公開は難しいとの判断により中止にしました。

このように、多様な学校が参加しているのが「東京・学校図書館スタンプラリー」の大きな特徴です。国立や都立、私立の各学校が一堂に会してイベントが行われることはほとんどありません。その意味で、学校の設置者の枠を越えた活動は高い評価をいただいています。参加者にとっても、それぞれに個性のある多様な学校図書館を見学できることが魅力になっています。

これまでの「東京・学校図書館スタンプラリー」の参加校については、「東京・学校図書館スタンプラリー」ホームページにある「これまでの東京・学校図書館スタンプラリー」をご覧ください。

また、第1回から第5回までの取組をまとめた「学校図書館をひらく-東京・学校図書館スタンプラリーの試み-(国立国会図書館カレントアウェアネス CA182)もご覧ください。

 

 【スタンプラリーの内容】 

スタンプラリーと名付けられているように、参加者が学校図書館を見学すると専用の台紙にスタンプを押してもらえます。スタンプは学校ごとに異なったデザインとなっており、色とりどりのスタンプを集める楽しみもあります。

実行委員会では獲得したスタンプの数に応じたプレゼントをご用意しています。プレゼントの内容は回によって異なりますが、参加校の司書・司書教諭がおすすめの本を紹介した特製の「ブックガイド小冊子」や参加校の生徒が作った「しおり」、手作りの布製ブックカバー、本会が出版した本などが入手できます。特に特製ブックカバーは参加校司書の手作りで、とても好評をいただいています。

主なプレゼント
 

 

 【スタンプラリーの広がり 本の出版】 

第1回のスタンプラリーから、参加者へのプレゼントとして参加校司書・司書教諭によるブックガイド小冊子を作ってきました。小中高生に学校図書館のプロが自信を持っておすすめできる本が、紹介文とともに並べられています。

 

この小冊子の発行が5回に達したころ、これらの紹介文を本の形にまとめようという話が持ち上がりました。学校図書館の本のプロがおすすめするブックガイドはあまりなかったため、多くの方に知ってもらいたいとの気持ちから出版することに決めました。

第5回までの5冊で紹介された本から300冊を厳選して編んだのが『学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本300』(ぺりかん社 2017年刊)でした。この本は幸いにして多くの方に受け入れられ、子どもの読書に役立つブックガイドとして役立てられています。

その好評を受け、第8回までの3冊をまとめて新たに『もっとある!学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本220』が今年の8月に出版されています。

これら2冊の本は、われわれ東京・学校図書館スタンプラリーの参加校の協力のもとで完成したものです。児童・生徒の読書に関わる多くの人に手に取ってもらい、読書の参考にしてもらいたいと願っています。

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学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本300

東京・学校図書館スタンプラリー実行委員会編著

ぺりかん社

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もっとある!学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本220

東京・学校図書館スタンプラリー実行委員会編著

ぺりかん社

本会が制作した『学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本300』『もっとある!学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本220』、スタンプラリー会員校も制作に関わった『探究に役立つ!学校司書と学ぶレポート・論文作成ガイド』(以上、ぺりかん社刊)と、今年度のブックガイド小冊子『いつでもそばに 本がある』カーリルのHappy Shopにて販売中です。

しゃしん

 

Happy Shopでは図書館総合展特別価格でのご提供をしています。とってもお得になっています。ぜひお立ち寄りください。

 

 【未来の読者を育てる ~ 作家講演会】 

東京・学校図書館スタンプラリーでは、読書が好きな中高生に向けて作家をお招きした講演会を企画しています。中高生に人気の作家や、中高生に年齢が近い作家の話を聞くことで、中高生たちが様々な刺激を受け、新たな創作者や読者として成長してくれることや自分たちの進路について考える機会を与えたいという思いで実施しています。

これまでに4回の講演会を実施し、以下の作家にご登壇いただいています。

  作家のお名前 会場の様子
第1回 額賀澪さん ぬかが

 

第2回 阿部智里さん あべ

 

第3回 柚木麻子さん ゆずき
第4回 小嶋陽太郎さん こじま

 

お名前をクリックすると、作家講演会のレポートページが見られます。

 

 【新型コロナにおける東京・学校図書館スタンプラリーの取組】 

2012年から継続して開催してきたスタンプラリーでしたが、2020年の開催は新型コロナウイルスの感染拡大とそれに伴う学校の臨時休業やイベントの自粛などの社会状況から判断し、残念ながら中止を決断しました。

しかし、そのような社会状況であっても、学校図書館を知ってもらう取り組みを止めるわけにはいかないという思いから、できる範囲での活動を行うことにしました。

そのうちの一つが、例年、参加者に配布している参加校司書・司書教諭によるブックガイド小冊子を今年も編集し、多くの方に配布することです。このブックガイド小冊子は参加者にとても好評をいただいており、毎年出る最新版を入手するのを楽しみにされている方も多いと聞いています。そこで、東京・学校図書館スタンプラリーのホームページからダウンロードできる形での配布を行うことにしました。

ブックガイド

 

参加者プレゼントのブックガイド小冊子

2020年はイベントはありませんでしたが、小冊子『いつでもそばに 本がある」を新規に作成しました。

スタンプラリーのホームページからpdf形式でダウンロードができます。

また、印刷したものをカーリルのHappy Shopから実費で購入できます。

もう一つの取組が図書館総合展への参加と中高生向け作家講演会の実施です。

東京・学校図書館スタンプラリーでは、2018年の図書館総合展に「埼玉県高校図書館フェスティバル実行委員会」と共同でブース出展を行いました。今回はそれ以来の出展となります。

ポスターセッションで本会の活動を紹介するとともに、作家講演会をオンライン配信するという新たな取り組みも始めています。今年度は作家の佐藤青南さんをお招きし、中高生に語り掛けてもらいます。図書館総合展にご参加の皆さんはオンラインでの配信を視聴できます。11月1日(日) 14:00開始の予定です。ぜひフォーラムのページよりお申し込みください。

ぽすた

 

 【東京・学校図書館スタンプラリーのこれから 】

2021年度は第9回「東京・学校図書館スタンプラリー」を実施する予定でいます。とはいえ、新しい生活様式に対応した形での開催となります。これまでのように自由に学校図書館を見学することは難しくなるかもしれません。それでも、可能な範囲で学校図書館をひらく試みを続けていきたいと考えています。

その際には、オンラインの活用など、新たな視点での取り組みも行っていく予定です。

開催期間は2021年7月中旬から8月末までの予定です。

具体的な活動内容が決まり次第、ホームページにて公開していきます。

今後とも東京・学校図書館スタンプラリーの活動へのご支援をお願いいたします。

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対象
どなたでも
イベントの有無
有り
担当者
杉山 和芳
メールアドレス
tokyohslib@gmail.com

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